Slackの最新調査によると、AIを職場に取り入れる際に雇用主が理解すべき5種類のAIペルソナが浮き彫りになりました。調査は5,000人のフルタイムデスクワーカーを対象に実施され、従業員のAIに対する態度とその利用状況が詳しく分析されています。この調査は、AIを効果的に活用し、「AIチーム」を形成するための重要な手引きとなるでしょう。
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Slackの調査概要
SlackのWorkforce Labが実施した最新の調査では、AIに対する従業員の態度とその利用方法について深く掘り下げています。この調査は、米国、オーストラリア、インド、シンガポール、アイルランド、英国の5,000人のフルタイムデスクワーカーを対象に行われ、AIの導入に際して、雇用主が考慮すべき5つの異なるAIペルソナが特定されました。「AIチーム」とは、人間とAIエージェントが効果的に共存し、協力する職場環境を指します。
Slackの調査結果
調査結果から明らかになった5種類のAIペルソナは以下の通りです。
🥰 マキシマリスト(30%)
マキシマリストは、仕事の改善のためにAIを頻繁に利用し、その活用法を大いにアピールしています。彼らはAIの可能性を最大限に引き出し、積極的に周囲にその利点を広めています。職場でAIを使用する最大の動機は、より質の高い仕事を生み出すことです。
🤫 アンダーグラウンド(20%)
アンダーグラウンドは、マキシマリストのように頻繁にAIを使用していますが、その利用を同僚に公開することには慎重です。彼らはAIを活用しているものの、その実績を隠す傾向があります。
😎 反逆者(19%)
反逆者は、AIに対する誇大宣伝に反発しています。彼らはAIの利用を避け、同僚がAIツールを使用することに対して不公平感を抱いています。
🤩 スーパーファン(16%)
スーパーファンはAIの進展に対して非常に興奮し、賞賛していますが、実際の仕事でAIを効果的に活用するには至っていません。彼らの関心は高いものの、実行には移せていない状況です。
🧐 観察者(16%)
観察者は、まだAIを仕事に取り入れていませんが、その動向に興味を持ち、注意深く見守っています。彼らはAIの導入に対してまだ慎重な姿勢を保っています。
「Slackの調査」について一言
5つのペルソナ分類としてはとても理解できるものです。ただし、マキシマリストが30%というのは少し多い気がします。英語圏を中心とした調査なので非英語圏ではまた異なる分布となるのでしょうか。
マキシマリストが多いということの違和感について考えてみると、私の周りには、生成AIに対するモチベーションもあり実際に使ってみたことがあるが、期待値を下回る回答が繰り返し返されることにより幻滅する層が一定います。これらの層はスーパーファンや観察者になってしまうのかもしれませんが、良い使い道を教えてあげれば良いだけなので、ペルソナとしては分けて考えた方がいいのかもしません。
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