Googleが動画生成AI「Veo 2」を搭載した「Gemini Advanced」と「Whisk Animate」をリリース

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Googleが開発した動画生成AI「Veo 2」が、「Gemini Advanced」と「Whisk Animate」という2つの新たなサービスに搭載されました。「Gemini Advanced」はテキストプロンプトから高精細でリアルな動画を生成することができ、「Whisk Animate」はユーザーがアップロードした画像を動きのある短編動画に変換することが可能です。どちらの機能もGoogle One AI Premium加入者がウェブおよびモバイルアプリを通じて利用できます。

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Veo 2の一般リリース

Gemini Advancedでは、ユーザーがテキストでシーンや物語を記述することで、720p解像度のリアルで滑らかな動きを持つ8秒間の動画を簡単に作成できます。プロンプトが詳細であればあるほど、動画の細部まで自由にコントロール可能で、制作した動画はモバイルからTikTokやYouTube ShortsといったSNSプラットフォームへ手軽に共有可能です。

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Whisk AnimateはGoogle Labsが提供する新しい実験的サービスで、ユーザーがアップロードした複数の画像から新しいビジュアルを生成します。画像は「被写体」「シーン」「スタイル」のカテゴリーに分類され、それらを組み合わせてAIが新しい画像を作ります。さらにWhisk Animateを使用すると、これらの生成画像にリアルな動きを追加し、Veo 2を利用して8秒間の短編動画に変換できます。

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Whisk Animate:被写体、シーン、スタイルを決めるとそれにあった動画を生成できる

「Veo 2」について一言

Googleからの動画生成AI「Veo 2」がウェブアプリに搭載されました。OpenAIでは「Sora」というウェブアプリで一般ユーザー向けに動画生成AIが提供されていますが、Googleも同様の機能をGeminiに統合しました。OpenAIとは異なり、同一のアプリ内でモデルを選択するだけで動画生成が可能となり、この分野の敷居がさらに低くなる可能性があります。国内でもすでに利用できるユーザーも出始めていますが、個人的にはまだアクセスがないため、正式にリリースされた際にはぜひ試してみたいと思います。

出所:Generate videos in Gemini and Whisk with Veo 2

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執筆者

慶應義塾大学卒業後、総合化学メーカーを経てデロイトトーマツコンサルティングに在籍。新規事業立ち上げ、M&A、経営管理、業務改善などのプロジェクトに関与。マーケティング企業を経て、株式会社ProFabを設立。ProFabでは経営コンサルティングと生成導入支援事業を運営。

TechTechでは、技術、ビジネス、サービス、規制に関する最新ニュースと、各種ツールの実務的な活用方法について、初心者でも理解できる明瞭な発信を心掛ける。日本ディープラーニング協会の実施するG検定資格を保有。

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