AIアイコン作成サービス14選!作成ツールの紹介と利用時の注意点

AIアイコン作成サービス14選

AIアイコン作成サービスとは、AIを活用してプロフェッショナルなアイコンを短時間で生成できるツールです。画像生成モデルがユーザーの指定したキーワードやスタイルに基づき、自動でアイコンを生成します。個人や企業が使用する人物のアイコンやロゴのデザインを、デザインの専門知識がなくても簡単に作成できるため、初心者からプロまで幅広く利用されています。

アイコンのスタイルはアニメ調やリアル調、ディズニー風、コミック風など多岐にわたります。特に、AIがユーザーの写真をもとにした似顔絵アイコンを生成する機能は、SNSのプロフィール画像や名刺のデザインなどに活用されており、顔写真の使用に抵抗がある方でも気軽に利用できます。また、AIアイコンはビジネスや広告でのブランディングにも対応しているため、企業やブランドイメージを伝えるツールとしても注目されています。

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目次

AIアイコン作成サービスとは

AIアイコン作成サービスは、初心者でも簡単にアイコンを作成できる利便性の高いツールです。人物や動物、店舗、会社のシンボルとして使用できるアイコン画像を、ユーザーの希望に応じてAIが自動で生成します。キーワードやスタイルを入力するだけで数秒以内にプロフェッショナルなデザインを提供するため、比較しながら自分好みのアイコンを選択しやすくなっています。

アイコン作成の方法には、主に3つのアプローチがあります。AIがゼロから画像を生成する方法、ユーザーが入力した情報をもとに画像を生成する方法、アップロードした写真をもとに画像を生成する方法です。AIによって生成されたアイコンは、アニメ風のイラストやリアルな似顔絵のように多様なスタイルを実現できます。写真をもとに生成したアイコンは本人に似たバーチャルキャラクターとして仕上がるため、SNSのプロフィール画像などにも最適です。顔写真をそのまま使うことに抵抗がある人でも、AIアバターなら心理的なハードルが低く、気軽に活用できます。

ただし、AIが生成した作品の商標登録などでの使用には注意が必要です。SNSや個人のプロフィールで使用する分には問題がないことが多いものの、商用利用時には違法となる場合があるため、ケースごとに確認が求められます。

AIアイコン作成ツール14選

Canva

Canva(キャンバ)は、オンラインで利用できる多機能なデザインツールで、AIを活用したText to Image機能も備えています。これは、例えば「池で泳いでいる鯉」や「眠っている猫」といった具体的なテキストを入力するだけで、AIが1度に4つの画像を生成する機能です。ユーザーは自由な発想でリクエストを入力でき、現実の存在に限らず、空想上のテーマでも画像を作成できるため、高い自由度を持つサービスといえます。

Canvaで「Text to Image」を使用するには、まず無料のアカウント登録が必要です。その後、サイドバーの「アプリ」から「マジック生成」を選択し、イメージを入力するとアイコンや画像が自動で生成されます。無料版では月に最大500回の画像生成が可能で、さまざまなデザインの中から自分に合ったものを簡単に選べます。

参考:https://www.canva.com/

彩ちゃん(株式会社ラディウス・ファイブ)

顔イラストメーカーAI彩(さい)ちゃんは、100万種類以上の多様な顔アイコンを生成できるAIツールで、広告やSNS、ゲーム制作の素材としても利用可能です。ディープラーニングを活用して多彩なイラストの特徴を学習し、独自のニューラルネットワークを構築することで、プロレベルの品質のオリジナル画像を素早く提供します。

このAIサービスは、ユーザーが選択したイラストに近いキャラクターを提案し、理想の画像に近づけていくインタラクティブな体験を可能にします。顔のイラストは0.1秒で生成され、精度の高い一貫した画像を提供し、広告や企業イメージキャラクター、SNSのプロフィール画像としても最適です。

彩の生成する画像には商用利用も許可されており、広告やチラシ素材として利用可能です。ただし、ダウンロードにはアカウント登録と課金が必要です。また、APIを通じて、企業のシステムに顔アイコン生成を組み込むことも可能で、さまざまなプロジェクトや用途に柔軟に対応できるAIツールです。

参考:https://ja.cre8tiveai.com/sc

Brandmark

Brandmarkは、ビジネス向けのロゴを生成するAIツールで、ブランド立ち上げに必要なデザインアセットを作成できます。ブランド名やキーワード、カラーを入力するだけで、独自のデザインに基づいたプロフェッショナルなロゴが自動で生成され、SNS用アイコンや名刺、レターヘッドなど、さまざまなブランディングツールとして活用できます。

ロゴは簡単にカスタマイズが可能で、サイズや色、フォントも調整できます。作成したデザインは多様な形式でエクスポートでき、Webや印刷に対応した使い勝手の良いフォーマットを提供します。また、購入後は無制限の修正ができるため、ビジネスに応じたロゴの改変がいつでも可能です。

参考:https://brandmark.io/

Crypko(クリプコ)

Crypko(クリプコ)は、GAN(Generative Adversarial Network)技術を活用して、アニメキャラクターの2Dアイコンを自動生成するオンラインサービスです。ユーザーが好みのキャラクターをカスタマイズできるのが特徴で、髪型や目の色、表情、アクセサリーなどを調整してオリジナリティを持たせることができます。

生成されたキャラクターを世界各地の写真に合成し、キャラクターが旅をしているような画像を作成できる「Crypkoトラベル」機能も提供しています。デザインスキルがないユーザーでも手軽にカスタマイズ可能なアニメキャラクターを作成できる自由度の高い生成AIで、SNSのアイコンやクリエイティブなプロジェクトに活用されています。

参考:https://crypko.ai/ja/

Designs.ai

Designs.ai Logomakerは、AIを活用してブランドロゴを生成するツールで、企業や店舗のブランドイメージに合わせたロゴを手軽に作成できます。業種やスタイルを選択するだけで、数秒で豊富なバリエーションのデザインが生成され、オリジナリティのあるロゴが出来上がります。コストはかかりますが、完成度の高いデザインがAIで自動生成されるため、コストと労力を抑えつつ、ブランディングの要素を整えたいビジネスに最適です。

LogomakerにはFace SwapperやLogomaker機能もあり、ブランドや店舗の名前、業界、色などを指定すると、AIが数千万種類のデザインから最適なロゴを自動的に提案します。生成されたロゴは、フォントや色をカスタマイズし、SVG、PNG、PDFといった形式でエクスポート可能で、ソーシャルメディアや名刺、各種マーケティング素材にも対応したサイズで保存ができます。

参考:https://designs.ai/jp/logomaker

Dream Icon

Dream Iconは、日本人向けに調整・開発されたAI似顔絵生成サービスで、ユーザーがアップロードした顔写真を元に、自分そっくりのオリジナルアイコンを作成します。写真を10〜20枚アップロードすると、AIが学習を行い、72時間以内に20種類のテーマで150枚以上の画像を生成し、Googleドライブ経由でダウンロードリンクが届きます。生成される画像はSNSでのプロフィール用や、遊び心のある面白画像など多様なスタイルで、利用者が幅広い選択肢から好みのアイコンを選ぶことができます。

Dream Iconの利用規約に沿って、ユーザーがアップロードした画像や生成されたAIモデルは1週間以内に削除され、プライバシーが保護されています。また、姉妹サービスのDream Animalではペットの似顔絵生成も提供されており、AI技術を活用した幅広い用途に対応しています。

参考:https://dreamicon.jp/

Filmora(Wondershare)

Filmora(フィモーラ)には、動画編集だけでなくAIによる画像生成機能も搭載されています。テキスト入力からオリジナルキャラクターのアイコンを生成でき、さまざまなスタイルで個性的なアイコン作成が可能です。例えば、ゲーム風や映画風など、好みに合わせたアスペクト比やスタイル設定で自由度の高い画像を作成できます。生成した画像や自分の写真をもとに、AIスタイライズ機能を活用して似顔絵風の画像に加工することも可能です。

Filmoraではさらに、AI画像生成機能と同じ仕組みでAIステッカーも簡単に作成でき、アイコンをおしゃれに彩る用途に適しています。1日20回まで無料で試せるため、アイコンやステッカー作成を手軽に体験できるのが特徴です。

参考:https://filmora.wondershare.jp/video-editor/

MakeGirlsMoe

MakeGirlsMoeは、髪色や髪型、目の色、肌の色、表情など10以上のパラメータを指定して、女性キャラクターのアイコンを生成できるAIツールです。ユーザーが好みの設定を選ぶだけで、特定のキャラクターを簡単に作成できる点が特徴で、上級モードを使うとさらに細かい設定が可能です。無料で利用でき、アカウント作成不要なため気軽に何度でもアイコン生成を試せます。

また、ランダム設定機能も備わっており、好みが決まらない場合でも新しいキャラクターのデザインを楽しむことができます。作成したアイコンは、ブラウザを閉じない限り履歴として保存され、後で見返すことができるため、好みのデザインをいつでも確認可能です。

参考:https://make.girls.moe/#/

PicsArt

Picsartは、写真をもとに油絵風やコミック風、イラスト風などの多様なスタイルに加工できるAI画像編集ソフトです。基本的な画像編集に加え、顔写真を似顔絵風に変えるフィルター機能も備わっており、ユーザーが個性的な画像を作成できます。ほとんどの機能は無料で利用できますが、一部の高機能やプレミアムコンテンツにはロゴが入ったり、有料プランが必要です。

簡単な操作で背景の削除や色調整、画像のスタイライズが可能なうえ、生成した画像に背景を透過したAIステッカーも作成できるため、SNSやビジネスで使えるオリジナルコンテンツの制作に最適です。アカウントなしでも基本の編集機能が使えるため、誰でも気軽に写真の加工やデザインが楽しめるツールとして人気があります。

参考:https://picsart.com/ja/

selfie2anime

Selfie2AnimeはGAN(敵対的生成ネットワーク)技術を用いて、顔写真をもとにアニメ風の似顔絵を生成する初心者向けのAIサービスで、操作の手軽さが魅力です。正面から撮った顔写真をアップロードするだけで、数分後にはアニメ風に変換された画像が届きます。無料で誰でも簡単にオリジナルのアニメ風アイコンを作成でき、気軽に利用できる点で人気です。特別なソフトのインストールも不要で、Web上で写真をアップロードするだけで手軽に楽しめるため、SNSアイコンなどに活用するユーザーが多いサービスです。

参考:https://selfie2anime.com/

Toonify!

Toonify!(トゥーニファイ)は、顔写真をディズニー風のキャラクターに変換できるAIツールで、SNSで話題となった人気のサービスです。GAN(敵対的生成ネットワーク)技術を採用しており、アニメ映画風やアメコミ風など、さまざまなスタイルに対応しています。写真をアップロードし、年齢や表情、目のサイズなどのパラメータを調整するだけで、独自のアニメキャラクター風アイコンが作成されます。

基本は無料で利用でき、簡単にアクセスできますが、HDモデルや他のスタイルには有料プランもあります。多様な変換オプションがあり、ディズニー風からアメコミ風、ホラー風まで豊富なスタイルが楽しめ、ポップなアイコンを作りたい方に適したツールでSNSや個人のプロジェクトに利用されています。

参考:https://toonify.photos/

VanceAI

VanceAIは高品質なイラスト生成が可能なAI画像加工サービスで描画と写真イラスト化という2つの機能を提供しています。VanceAI描画では、テキストや参考画像をもとにイラストを生成するアバター生成ツールで、最大16種類のアートスタイルを選択可能です。アニメ調やドット絵、漫画絵など、好みのスタイルに合わせたイラストを作成できます。

一方、VanceAI写真イラスト化は、アップロードした顔写真をジブリ風やディズニー風、漫画風など、12種類のスタイルに変換できるAIツールです。簡単な手順で、ポートレート写真をアイコンや似顔絵として活用できるクオリティで提供され、顔写真だけでなく風景写真やペット写真もイラスト化できます。

参考:https://vanceai.com/ja/toongineer-cartoonizer/

Waifu Labs

Waifu LabsはMITの研究者とアーティストのチームによって開発され、アニメ調のアイコンを生成するAIツールです。ユーザーは色調や目の色、ポーズなどを4つの簡単なステップでカスタマイズし、自分好みのキャラクターイラストを無料で作成できます。Waifu LabsはGAN(敵対的生成ネットワーク)技術を使用しており、学習したデータの特徴に基づいたオリジナルのイラストを生成します。

アカウント不要で何度でも利用でき、細部まで自分好みに設定することでSNSアイコンやオリジナルのアニメキャラクターとして使えるほか、ゲームのキャラクターとしても楽しめるのが特徴です。

参考:https://waifulabs.com/

Wix ロゴメーカー

WIXロゴメーカーはAI技術を利用して短時間で高品質なブランドロゴを生成できる便利なツールです。利用者はブランド名や業種、デザインスタイルを入力し、WIXのAIが提案するフォントや色合いを参考にしながら自由にカスタマイズを進められます。完成したロゴは名刺やノベルティグッズなどへの印刷も可能で、ビジネス用途に対応したファイル形式でのダウンロードも提供されています。

無料アカウントで画像の作成や修正を試せますが、ダウンロードには有料プランが必要です。ロゴ生成後の微調整も簡単にでき、シンプルな操作でオリジナルのブランドロゴを手に入れたい方におすすめです。

参考:https://ja.wix.com/logo/maker

AIで作成したアイコンを利用する際の注意点

AIアイコンの商用利用とライセンス確認

AIで生成したアイコンを法人が使用する場合、商用利用が許可されているかの確認が重要です。特に営利目的での利用が制限されているツールやアプリを用いた場合、収益目的での活用は許諾外となるため注意が必要です。例えば、以下のような使用例は商用利用に該当します。

  • アイコンを活用してデザインされた商品を販売する
  • 名刺や広告素材として利用する
  • 収益目的のウェブサイトや提案資料にアイコンを掲載する

商用利用に関する規約はツールやアプリごとに異なるため、利用前に必ずライセンスの詳細を確認してください。

著作権侵害リスクの確認

AIで作成したアイコンが他の著作物を模倣していないかも企業利用の前に確認が必要です。例えば、既存のキャラクターやアートワークに酷似しているアイコンは、著作権侵害のリスクがあります。また、企業が自社のブランディングやマーケティング目的で使用した場合に他社の権利を侵害する可能性があるため、損害賠償請求を受けるリスクも考えられます。

使用するアイコンが他社の商標や著作権と酷似していないかについては、必要に応じて弁護士に確認を依頼し、安全な利用を心がける必要があります。

最後に

AIアイコン作成サービスは、誰でも簡単に高品質なアイコンを作成できるため、個人や企業に広く利用されています。自分の写真やキーワードを入力するだけで、AIが自動的にスタイリッシュなアイコンやロゴを生成し、リアル調やアニメ風、ディズニー風、コミック風といった幅広いデザインが提供されます。また、カスタマイズの自由度が高く、ブランドイメージに合わせたアイコンが作りやすい点も魅力です。

一方で、商用利用にあたっては、使用するツールやアプリごとに規約が異なるため、アイコンが商標登録に適しているか、収益目的での使用が可能かといった確認が必要です。特に、他の著作物を模倣している可能性がある場合には、著作権侵害のリスクも考えられます。アイコンをビジネスやブランディングで安全に利用するためには、事前に弁護士などの専門家と相談することが推奨されています。

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執筆者

慶應義塾大学卒業後、総合化学メーカーを経てデロイトトーマツコンサルティングに在籍。新規事業立ち上げ、M&A、経営管理、業務改善などのプロジェクトに関与。マーケティング企業を経て、株式会社ProFabを設立。ProFabでは経営コンサルティングと生成導入支援事業を運営。

TechTechでは、技術、ビジネス、サービス、規制に関する最新ニュースと、各種ツールの実務的な活用方法について、初心者でも理解できる明瞭な発信を心掛ける。日本ディープラーニング協会の実施するG検定資格を保有。

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