2025年1月、xAIが開発したAIチャットボット“Grok”のiOS版アプリがリリースされました。1月9日に米国でベータ版が公開され、その後1月21日頃に日本でも提供が始まりました。これまでGrokを利用するためにはXの有料プランへの加入が必要でしたが、昨年末から一部サービスが無料公開されており、今回のiOSアプリも無料から利用することができます。
GrokのiOSアプリ
xAIが開発したAIチャットボット“Grok”のiOS版アプリがリリースされました。このアプリは、iPhoneやiPadで利用可能で、iOS 17以降の環境を必要としています。リリース当初から日本語に対応しており、ユーザーは日常的なタスクをチャット形式で依頼できるほか、最新情報をリアルタイムで取得することが可能です。たとえば、天気予報のような日常的な情報を埋め込み型の直感的なUIで表示する機能があり、使い勝手の良さが特徴です。また、ユーモアを交えた対話スタイルやプライバシーを重視した設計も注目ポイントです。さらに、GrokのiOS版は画像生成機能にも優れており、無料で高品質な画像生成が可能です。
Grokは、X(旧Twitter)の有料プラン“Xプレミアム”および“Xプレミアム+”を通じて利用可能なAIチャットボットです。有料プランの月額料金はそれぞれ980円と1,960円で、年払いの場合には割引が適用されます。これらのプランに加入することで、Grokのフル機能を利用することができます。一方で、2024年12月以降、無料ユーザーにも一部機能が開放されました。無料プランでは、2時間ごとに10回のプロンプト利用と1日3回の画像分析が可能で、幅広いユーザーがGrokを試せる環境が整えられています。
「GrokのiOSアプリ」について一言
先行するOpenAI、Anthropic、Googleと比較するとかなり置いてかれている印象のイーロン・マスク率いるxAIのGrokですが、昨年末の無料利用開始に続いて、スマホアプリのリリースなど普及活動を進めているようです。ウェブアプリとしては現在Xの画面から利用可能ですが、独立したサイトも構築中のようでインターフェースはさらに広がりを見せるでしょう。
iOSアプリを触ってみましたが、そもそもChatGPTやClaudeと比較してGrokは早いですね。生成までの待機時間がかなり短いです。最新のニュースもかなり網羅的に調査、生成することができました。そして、画像生成もスマホでできます。これもかなり早いですし、4枚同時に出力して、共有することもできます。Grokはこれまであまり使ってきませんでした、スマホでサクッと使うには良いかと思いました。