ソフトバンク株式会社は、生成AIエージェント「satto」のベータ版提供を発表し、限定先行ユーザーの募集を2024年8月23日から開始しました。「satto」は、シンプルかつパワフルなAIエージェントとして、フリーランスや会社員、学生など幅広いユーザーに向けて開発されており、より手軽に生成AIを活用できる環境を提供します。
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sattoの概要
ソフトバンク株式会社は2024年8月23日、生成AIエージェント「satto(さっと)」のベータ版提供を発表しました。このサービスは、誰でも簡単に生成AIの利便性を享受できることを目指し、開発が進められてきました。“いつでもあなたをサッと助けてくれる存在”をコンセプトに、フリーランスや会社員、学生など幅広いユーザー層に向けて設計されています。AI技術を活用して、日常業務の効率化や生産性向上を支援することを目指しており、生成AIの利用が難しいと感じているユーザーにも、使いやすいサービスとなっています。
まずはMacOSを使用しGoogleアカウントを保有するユーザーが利用可能となります(Windowsは今後対応予定)。「satto」のウェブサイト上で限定先行ユーザーの登録がウェイトリスト形式で開始され、9月以降、順次ベータ版の提供が開始される予定です。ベータ版では“Co-Creator(コクリエーター)”として登録した限定先行ユーザーがフィードバックを提供することで、サービスの改善が進められます。これにより、ユーザーのニーズに寄り添った進化を遂げていくことが期待されています。
sattoの特徴
「satto」には、ユーザーのニーズに応じたさまざまな特徴が備わっています。
- 使う: 「satto」は、どこでも簡単に呼び出せるAIエージェントとして設計されています。プロンプトを入力することなく、シンプルな操作で瞬時に対応が可能です。
- 作る: ユーザーはGoogleやMicrosoftなどのアプリケーションとシームレスに連携し「satto」をカスタマイズすることで、自分だけのAIエージェントを構築できます。
- 広がる: ユーザーが作成したスキルを共有する機能も備えており、他のユーザーが作成したスキルを利用することができます。結果、ユーザー同士が互いに助け合う場が形成されます。
「satto」の開発責任者であるソフトバンク株式会社 IT統括 iPaaS事業開発本部 本部長の平岡 拓 氏は、「satto」の開発に込めた思いについて次のように述べ、生成AIの社会実装についての思いを発信しています。
われわれは、使いこなす能力の有無に関係なく、誰もが簡単に生成AIを活用できるサービスの提供を目指しています。『satto』はまだ開発途上のサービスですが、ユーザーの声を取り入れながら共に進化させていきます。
「satto」について一言
ソフトバンクらしく、ごく一部の限られた人ではなく、大多数の人々を対象にしたサービスになりますが、利用ハードルを極限まで下げたこのツールでどこまでのクオリティを担保することができるのかとても気になります。ウェイトリストに登録することで9月から利用できるかもしれないので試してみたいと思います。
出所:satto