直感的操作と連携強化で進化するMidjourney:最新アップデートを解説

Midjourney

Midjourneyがさらに進化し、ユーザーにとって使いやすさが大幅に向上しました。今回のアップデートでは、ウェブエディターが一新され、複数の編集機能が統合された操作画面でより直感的な画像編集が可能に。また、Discordとの連携が強化され、異なるプラットフォーム間でのシームレスな作業が実現します。

【初回無料】ChartGPTやGeminiを用いた、すぐに始められる生成AI活用相談会実施中。

目次

Midjourneyのアップデート概要

Midjourneyはさらに進化を遂げ、より直感的な画像編集が可能になりました。ウェブエディターが大幅に改善し、これまで別々に提供されていた「リフレーム」「リペイント」「ズーム」といった画像の編集機能が、一つの統合された操作画面にまとめられました。ユーザーはよりシームレスで直感的な操作が可能になり、画像編集のプロセスが飛躍的に効率化されます。

また、Discord(TeamsやSlackのようなチャットサービス)との連携も強化されました。元々MidjourneyはDiscord上でサービスリリースされ、今年に入りWebアプリを開放しました。これまではDiscordとウェブアプリは別個のツールでしたが、今回のアップデートで画像やメッセージの同期が行えるようになりました。

Midjourneyで10枚以上の画像を作成したすべてのユーザーは、ウェブ上で画像を生成し、新しいウェブエディターを体験することができます。

Midjourneyの操作画面
Midjourneyの操作画面

Midjourneyの新機能を活用した実例

このアップデートにより、新たに導入された機能を実際に使用してみました。「犬と猫の食事風景」という画像を用意した上で、「消しゴム」、「置編集」、「リフレーム(縦横比の修正)」を試してみています。

素材画像
素材画像
消しゴムでポットを削除
消しゴムでポットを削除
猫に王冠を被せる
猫に王冠をかぶせる
リフレームする(縦横比を1:1から16:9へ)
リフレームする(縦横比を1:1から16:9へ)

「Midjourneyの新機能」に一言

機能が絞られていることもありサクッと試すことができました。MidjourneyはDiscordユーザーでないと利用できなかったり、プロンプトが特殊だったりと、初心者に厳しいイメージでしたが、ウェブアプリ上で感覚的に操作・編集できるようになり、ようやくストレスなく使えるようになってきた気がします。

画像生成AIとしてはAdobe Fireflyや、先日Canvaに買収されたLeonardo.aiがあります。これらのツールは操作性で優位に立ち、生成画像の質で優位ではMidjourneyに軍配が上がるようだと感じています。まだ様子見ですが、ユーザーとしてはいずれは一つの選択肢に収束させていきたいというのが本心ですね。

出所:Latest Updates

シェアをお願いします!

執筆者

慶應義塾大学卒業後、総合化学メーカーを経てデロイトトーマツコンサルティングに在籍。新規事業立ち上げ、M&A、経営管理、業務改善などのプロジェクトに関与。マーケティング企業を経て、株式会社ProFabを設立。ProFabでは経営コンサルティングと生成導入支援事業を運営。

TechTechでは、技術、ビジネス、サービス、規制に関する最新ニュースと、各種ツールの実務的な活用方法について、初心者でも理解できる明瞭な発信を心掛ける。日本ディープラーニング協会の実施するG検定資格を保有。

目次