XのチャットAI「Grok」が、これまで有料の「Xプレミアム」ユーザーに限定されていた利用を拡大し、無料ユーザーにも提供開始されました。一部制限があるものの、Xのアカウントがあれば利用することができます。
Grokの無料開放について
12月6日ごろより、米Xの「Xプレミアム」に加入していない無料ユーザーも、チャットAI「Grok」を利用できるようになりました。Xから正式な発表はないものの、無料ユーザーのアプリにもGrokのアイコン(正方形の枠の中に斜めの十字線が描かれたアイコン)が表示され、これをタップまたはクリックすることで会話が開始可能です。ちなみに、無料ユーザーには、メッセージ送信:2時間ごとに最大10回まで、画像生成:1日3件まで、といった利用制限があります。
Grokは、米OpenAIのChatGPTや米GoogleのGeminiとは異なり、著名人や肖像権のあるキャラクターの画像生成も可能です。この特徴により、他の生成AIとの差別化を図っています。たとえば、「星条旗の前で軍服を着て敬礼するイーロン・マスクの画像」を生成するといったユニークな利用が可能です。
Grokでのやり取りが生成AIモデルのトレーニングに使用されることを避けたい場合は、以下の設定を行うことが推奨されます。アプリ内の[設定とプライバシー]を開く→[プライバシーと安全]を選択→[Grok]セクションで「ポストに加えて、Grokでのやり取り、インプット、結果をトレーニングと調整に利用することを許可する」を無効にすることで、自身の生成内容の学習が回避されます。
「Grok無料開放」について一言
Grokが無料解放されました。これまではXプレミアムというXの有料プラン契約者だけしか利用できなかったので、多くの方が気軽に利用できるようになります。ちなみに私はXをまともにやらないにも関わらず、Grokのために年額1万円以上お会費を払っていました(Grok自体もあまり使わず・・・)。なのでこれを期にXプレミアムを退会してやろうかと思っています。。。
ちなみに、Grokは他のAIサービスとは一線を画しており、有名人などの画像も生成することができます。ある意味極端な意味で表現の自由が確保されており、そういった領域にベットしておきたい、というモチベーションにおいて使っても良いかと思います(商用利用時は細心の注意が必要ですが)。
出所:チャットAI「Grok」、Xの無料ユーザーに開放(条件あり)