デロイトトーマツがプライム上場企業の生成AI活動意識を調査

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調査結果の要約

9割強が生成AI導入を有益と考え、9割弱が既に導入と回答。

生成AIの導入目的は「業務効率化」が圧倒的、経営層に近づくほど「イノベーションの加速」も増える。

社内の利用割合が高く浸透度が高い企業ほど、意思決定スピードや生産性向上の成果を感じる人が多い。

約6割弱の企業が生成AIサービスの自社開発に踏み出し、単純利用から進展し、より能動的な活用へ。

約3割が生成AI登場に伴う人員配置転換を実施、2.5割がAIで代替される人材の雇用を減らし始める。

ニュースについて一言

「プライム市場所属売上1,000億円以上の企業の部長クラス以上1,200名」が対象である点とアンケートの特徴を踏まえ、感覚的には少し実態よりもプラス側(普及しているような)に結果が出ている気がします。

特にクラシックな製造業になればなるほど、IT部門が単独で取り組みを進めているのが現状で、従業員が積極的に利用するようなカルチャーになっているかどいうと微妙な気がします。業界ごとのデータがあれば知りたいですね。

あとは、自社独自LLMを開発予定の企業が35%というのは驚きです。独自LLM化の流れに一気に進むのでしょうか。

出典:https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/news-releases/nr20240530.html

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執筆者

慶應義塾大学卒業後、総合化学メーカーを経てデロイトトーマツコンサルティングに在籍。新規事業立ち上げ、M&A、経営管理、業務改善などのプロジェクトに関与。マーケティング企業を経て、株式会社ProFabを設立。ProFabでは経営コンサルティングと生成導入支援事業を運営。

TechTechでは、技術、ビジネス、サービス、規制に関する最新ニュースと、各種ツールの実務的な活用方法について、初心者でも理解できる明瞭な発信を心掛ける。日本ディープラーニング協会の実施するG検定資格を保有。

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