2024年10月25日、Anthropicの提供するClaude.aiは新しい組み込み機能である分析ツールをリリースしました。ユーザーはJavaScriptコードを記述・実行し、データの処理、分析の実行、リアルタイムでの分析情報の生成を行うことが可能になります。分析ツールは、すべてのClaude.aiユーザーが機能プレビューとして利用でき、データからより正確で検証可能なインサイトを得るのに役立ちます。
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Claudeのデータ分析機能
分析ツールはClaude.ai内に組み込まれたコードサンドボックスのようなものであり、複雑な計算やデータのクリーニング・分析を行うことができます。Claudeではこれまでもコードの生成・編集はできましたが、Claude内でコードを実行できるようになります。結果、Claude 3.5 Sonnetの最先端のコーディングスキルを活用して、あらゆる種類のデータ分析タスクがサポートされることになります。
例えば、マーケティング担当者は顧客とのやり取りをアップロードし、Claudeがコンバージョン向上の機会を見つけ出すことができます。営業チームは世界規模の営業データをアップロードし、Claudeが国別のパフォーマンス分析を提供することも可能です。他にも、エンジニアや財務チームがデータをアップロードすることで、リソースの最適化や財務ダッシュボードの作成を通じて意思決定を支援します。
「Claudeのデータ分析機能」について一言
Claudeでは以前からワークスペース機能に力を入れています。Artifactと呼ばれるマルチウィンドウ機能があり（チャット画面と成果物の画面を同時に表示）、利便性の高さが評価されていました。コードの実行環境としてもフロントエンドを中心とする、HTML、CSS、JavaScriptの簡単なものであれば対応していましたが、今回データ分析機能が追加されました。ちなみにChatGPTではPythonによるデータ分析機能が昨年から実装されているので、データ分析という意味ではかなり遅れていることになります。
全てのユーザーが利用可能とのことで私も試してみましたが、そもそもCSVの読み込みが他のファイル（PDF、PNG）と比べて失敗する回数が多かったです。皆様もぜひお試しください。
