GPT-3、4、4o、o1-previewと恐ろしいスピードで最先端のモデルをリリースしてきたOpenAI。次なる生成モデルとして期待される推論型の新モデルとして、GPT Proプランをリリースしました。GPT Proは難度の高い知識活用が必要なユーザー向けのプランで、これまでのモデルに加え、最新のo1モデルも含んだラインナップを提供します。Proプランは200ドル/月から利用することができます。
GPT Proとは
ChatGPT Proは、AI活用の最前線を担う研究者やエンジニア、さらには高度な知識を日常的に必要とする個人向けに設計された月額200ドルのプランです。このプランは、OpenAIが提供する最高のモデルとツールにスケールアクセスを可能にし、より高度なコンピューティング能力を活用して複雑な問題を解決します。このプランに含まれる内容を次に示します。
- o1プロモード:最もインテリジェントなモデルによる深い思考と高精度な応答。
- 無制限アクセス:OpenAI o1、o1-mini、GPT-4o、Advanced Voiceへの無制限利用。
- 進行中の拡張:今後、より強力な機能を追加予定。
さらに、研究者を支援するための助成金プログラムも展開され、医療研究や生物学分野の第一線で活用が進められています。
ChatGPT Proのパフォーマンス
ChatGPT Proにおける最大の特長は、そのパフォーマンスの高さです。o1プロモードは、数学や科学、プログラミングなどの困難な分野での精度と信頼性を格段に向上させています。
さらに厳密な条件においても評価を行っています。4回の試行のうち4回とも正解した場合のみ正解とみなす前提で評価した場合、o1プロモードは顕著に高い性能を示しています。プロモードの利用方法
「ChatGPT Pro」について一言
LLMモデルの性能向上の次なる形として注目を浴びる推論モデル。OpenAIはo1-Previewをリリースしていましたが、この度o1とo1 Proをリリースしました。より性能が上がっているようですが、そろそろ高いな、という印象です。。。月額200ドルなので、年間でおよそ30万円程度。このあたりから迷いますね。
金額はさておき、LLM活用も方向性が分かれてくるような気がします。高い推論性能が求められる効果なモデルは普遍性があり難度の高いユースケース、よりオリジナリティの求められるユースケースにおいてはRAGやファインチューニングと中価格帯のモデルを用いる、など(モデルの価格が下がるとこの前提も崩れますが)。いずれにせよ、ユースケース、モデルの理解と価格とのバランスによる判断ができるようになる必要はより出てくるでしょう。