アマゾン ウェブ サービス(AWS)が、革新的なアプリ開発サービス「AWS App Studio」のパブリックプレビューを開始しました。AIを活用し、専門知識不要で数分でビジネスアプリケーションを作成できる本サービスは、企業のデジタル変革を加速させる可能性を秘めています。
AWS App Studioの概要
アマゾン ウェブ サービス(AWS)は、ビジネスアプリケーション開発を劇的に簡素化する新サービス「AWS App Studio」のパブリックプレビューを発表しました。このサービスは、生成AIを活用し、ソフトウェア開発のスキルがなくても、数分でエンタープライズグレードのアプリケーションを作成することを可能にします。
従来、アプリケーションの開発には専門の開発チームが必要でしたが、AWS App Studioはこの障壁を取り除き、組織が効率的に業務プロセスを改善できるようサポートします。請求処理、在庫管理、プロジェクト承認など、様々なビジネス課題に対応するアプリケーションを、専門知識がなくても簡単に作成できるようになります。
アプリの作り方
ビルダーのハブページで「アプリを作成」を選択します。
名前を付けます。アプリを構築するには、AIでアプリを生成するか、ゼロから始めるかの2つのオプションがあります。今回は「AIでアプリを生成」を選択します。
次のページでアプリの設計をします。左側のパネルでやり取りをすることで仕様を詰めます。右側のパネルにあるサンプルプロンプトを選択することでやり取りを効率化することも可能です。
結果に満足したら「アプリを生成」を選択することで、App Studioがアプリケーションを生成します。
数分後、アプリの準備が整います。また、自ら開発したアプリの理解を助けるために簡単なチュートリアルも用意されます。
AWS App Studioの機能
App Studioには3つの主要な領域があります。データ、ページ、オートメーションです。
データセクションでは、アプリケーションデータをモデル化できます。AIにアプリを生成させることにしているので、すべてのデータエンティティが自動で定義されます。
データ構成が固まったら、ビジュアルページを構築できます。この領域では、ユーザー向けのUIを作成できます。テーブル、フォーム、ボタンなどのコンポーネントを追加・配置して、エンドユーザー向けにカスタマイズされたUIを作成できます。
アプリの構築中に、「プレビュー」を選択してライブプレビューを確認することもできます。
オートメーションでは、アプリケーションの各種機能の繋がりを定義できます。生成AIベースでの開発をしているためアプリケーションを実行するために複数の機能の繋がりが自動的に作成され、接続されています。
最後に、すべてのデータ、ページ、およびオートメーションに満足したら、「公開」を選択して公開できます。テスト環境または本番環境での公開が可能であるため、本番環境でのリリース前にアプリケーションをテストすることができます。
プレビューへの参加方法
AWS App Studioは現在プレビュー段階にあり、米国西部(オレゴン)地域でアクセスできますが、アプリケーションでは他の地域のデータにも接続できます。AWS App Studioのドキュメントページや、AWS開発者Slackワークスペースの#aws-app-studioチャンネルですべての機能についてより詳しく学ぶことができます。
「AWS App Studio」について一言
このニュースの驚くべき点は企業向けのアプリケーションをノーコードで開発することができる点です。これまでもCursorやDifyなど個人または小規模組織向けのノーコード開発ツールは流通していましたが、今回は大手企業も利用するAWS上でアプリ開発が可能です。
AWS上なので、セキュリティ面も他ツールと比較して信頼がおけますし、AWS上にすでに存在している各種ツールとの連携も可能なので、機能拡張も期待できます。誰でも使えるノーコードアプリ開発で有名なkintoneなども競合になり得るのでしょうか。
出典:Build enterprise-grade applications with natural language using AWS App Studio (preview)(aws)