AI議事録自動作成ツール22選!導入時の選び方とメリット、注意点

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AI議事録自動作成ツールとは、音声認識技術や自然言語処理を用いて会議の内容を自動でテキスト化するツールです。従来の手動での文字起こしにかかる手間を大幅に削減し、会議後の議事録作成を効率化します。自動要約機能や翻訳機能を備えたツールもあり、複雑な会話や多言語対応が必要な会議にも対応可能です。

ツールによっては、商談の分析や会話の感情を把握する機能も搭載されており、会議の進行だけでなく、業務の改善やパフォーマンスの向上にも役立ちます。AIの進化によって音声認識の精度は向上しており、現在では発言の8〜9割を正確に文字化することが可能になっています。AI議事録ツールは議事録作成だけでなく、会議内容の共有やタスク管理の機能を持つものも多く、業務効率化の強力なサポートツールとして注目されています。

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目次

AI議事録自動作成ツールとは

AI議事録作成ツールとは、音声認識や自然言語処理などのAI技術を活用し、人の声を自動でテキスト化し、議事録を作成するツールです。従来の文字起こしとは異なり、録音を聞き返す手間を省き、会議や商談の記録作成を効率化し、業務時間を大幅に短縮できます。さらに、翻訳や自動要約機能を備えたツールもあり、複雑な話題の整理に役立ちます。AIの精度向上により、日常会話の8〜9割を正確に文字化でき、様々な場面で活用されています。

また、商談を録音しAI議事録ツールで分析することで商談相手のニーズを抽出したり、営業の勝ちパターンを見つけるというような付加価値を付けたツールも存在します。AI議事録作成ツールの代表的な機能としては次のようなものが挙げられます。

  • 音声の文字起こし:会議の音声を自動でテキスト化し、議事録作成にかかる時間と手間を短縮。発話者ごとに内容を整理可能。
  • 自動要約:AIが会議の内容を自動で要約し、簡単に内容を共有できる。
  • クラウド保存:作成した議事録をクラウド上で保存し、部署内での共有や同時編集が可能。議事録の編集作業を効率化。
  • 重要キーワードのタグ付け:設定したキーワードを自動でタグ付けし、宿題やタスクのリマインドとして活用。
  • アジェンダの作成:アジェンダをフォーマットに基づき作成・共有し、論点のない項目をスキップしてスムーズな会議進行を実現。
  • 会話の分析:頻出キーワードや発言者の感情分析が可能。商談のパフォーマンス改善に役立つデータ分析を提供。
  • 発言者の感情分析:発言がどのような感情で行われたかをAIが分析し、会議の雰囲気や参加者の感情を把握。
  • 翻訳機能:会議中の会話をリアルタイムで翻訳し、国際会議や多言語の打ち合わせをスムーズに進行可能。
  • タスク作成:会議の音声からタスクを自動生成し、会議の内容を実行に移すサポート。

議事録作成を簡単に行いたい場合には、基本的な機能を持つAI議事録作成ツールが適しています。このタイプは会議や打ち合わせで話した内容を精度高くテキスト化し、手軽に共有・編集できることを重視しているため、高度な機能は不要で議事録作成のコストを削減したいときに便利です。

会議の実行力を強化したい場合には、より多機能なツールがおすすめです。議事録作成のほかにアジェンダの自動作成や共有機能、会議内容を基にしたToDoの抽出やタスク管理機能が搭載されており、会議で決定した事柄をしっかりと管理・実行に移すことができます。

また、会議や商談の内容をデータとして分析し、改善を目指したい場合には可視化機能が充実したツールが適しています。会議内容を記録・共有するだけでなく、教育研修や商談のパフォーマンス向上に役立つ分析結果を活用することが可能です。

AI議事録ツールの選び方

音声認識の精度

AI議事録ツールによって音声認識の精度は異なり、社内会議から株主総会、契約説明など用途に応じて必要な精度が変わります。特に固有名詞や専門用語、略称の認識が課題となる場合があり、辞書機能や機械学習に対応したツールを選ぶと手間が省けます。例として、ScribeAssistは日本語に特化した高精度認識ができ、NottaやAI議事録取れる君は事前登録で専門用語や固有名詞の精度向上が可能です。

編集機能とセキュリティ

議事録編集機能は発言者ごとの分離や音声とテキストの連動が便利です。Synclogでは発話者を自動で分離し、ブックマーク機能で重要なポイントを後で簡単に確認できます。また、セキュリティ面では、機密情報を扱う場合にSecureMemoのような端末インストール型やオンプレミス型が安心です。クラウド型でも専有サーバーを利用したセキュアなサービスを選ぶことが推奨されます。

追加機能と運用

議事録作成ツールにはタスク管理や発言の要点抽出、多言語翻訳などの業務支援機能が備わっているものもあります。YouWireやACES Meetのようなツールは、会話のデータを分析して営業や顧客対応に活かすことが可能です。料金や利用時間もツールによって異なるため、会議時間や頻度に応じた適切なプランを選ぶことが大切です。オンライン会議に強いRIMO Voiceなどのツールも、Web会議との併用を考慮する際に便利です。

AI議事録自動作成ツールを導入するメリット

工数削減

AI議事録自動作成ツールの最大の利点は、短時間で正確な議事録を作成できる点です。特に長時間の会議では、手動での議事録作成に時間がかかりミスが生じやすくなりますが、AIツールを活用することでその負担を大幅に軽減できます。自動的にテキスト化された内容は音声を聞き直すよりも短時間で正確に把握でき、効率的に要点をまとめた議事録を作成することで担当者の工数削減にもつながります。

多言語会議が可能になる

AI議事録自動作成ツールの中には、リアルタイムで外国語の自動翻訳に対応しているものもあります。通訳を介さずに多言語での会議がスムーズに進行でき、複数言語にありがちな間延びが防げます。海外企業との取引や海外支社との会議、外国籍の従業員とのコミュニケーションにおいても、AIツールがその翻訳機能で大きなサポートを提供し、スピーディーで円滑な会議進行が期待できます。

会議内容の迅速な共有

AI議事録自動作成ツールは、会議終了直後にテキスト化された議事録を関係者に共有できる機能を備えています。自動で管理やクラウド保存が可能なため、決定事項をリアルタイムで全社に伝達することも簡単です。また、発言内容がテキストデータとして保存されるため、検索機能を使って後から必要なポイントを簡単に振り返ることができるのも、大きな利点です。

会議に集中できる環境の提供

議事録自動作成ツールを導入することで会議中にメモを取る必要がなくなり、会話に集中することができます。従来の方法では、重要なポイントを忘れないようにメモに集中するあまり、会議の内容を聞き逃してしまうことがありました。しかし、AIツールを使うことで録音や文字起こしの作業を任せることができ、会議中の対話に完全に集中できる環境を整えることが可能です。

聞き逃しやタスク漏れの防止

会議にどれだけ集中していても重要なポイントを聞き逃したり、タスクが抜けてしまったりすることがあります。しかし、AI議事録自動作成ツールを活用すれば、会議後に録音データや自動で作成された議事録を確認し、聞き逃した内容やタスクを再確認することが可能です。AIによる正確な記録と振り返り機能を使えば、人間の作業におけるミスを防ぐことができ、安心して会議に参加することができます。

AI議事録自動作成ツールを導入する注意点

人間による目視確認が必須

AI議事録自動作成ツールのテキスト化精度は高まってきているものの、完全に正確な文字起こしは難しく、必ず人の目による確認と修正が必要です。特に会議の環境や音声の品質、参加者の発声方法によって、精度が大きく左右されることがあります。特に固有名詞や専門用語を辞書登録していない場合にはテキスト化されたときに違和感の強い文章になる傾向にあり、録音環境を整えて会議に臨むことが重要です。

環境に依存した精度の差がある

AI議事録自動作成ツールは雑音が大きい環境でもテキスト化を試みますが、ツールによって雑音への耐性には差があります。騒がしい環境でもある程度の精度で文字起こしを行う技術を持つツールがある一方で、同じ状況下でも精度が大きく異なる場合があります。ただし、録音データを基に人間が文字起こしをする場合には雑音が大きすぎる場合や声が小さすぎる場合にテキスト化することが難しいのに対し、AI議事録自動作成ツールを使った場合には雑音や感嘆詞を完全に排除したり、聞き取れないような音声もテキスト化できる強みがあります。

AI議事録自動作成ツール22選

ailead(株式会社バベル)

ailead

ailead(エーアイリード)は株式会社バベルが提供するAI議事録自動作成ツールで、様々なWEB会議ツールやSFAとの連携に特化しています。Microsoft Teams、Zoom、Google Meetなどの会議データを自動的に収集・管理し、商談内容をAIで文字起こしと解析をして議事録を作成します。誰がどれだけ話しているかを分析し、営業活動を可視化し、生産性を向上させる機能も備えています。商談データのクラウド管理や解析機能により、効率的な人材育成や成約率の向上にも貢献し、営業現場の悩みを解消するツールです。

参考:https://www.ailead.app/

Notta(Notta株式会社)

notta

Notta(ノッタ)は高精度なリアルタイム文字起こしに特化したAI議事録自動作成ツールで、累計ユーザーが100万人を超え、500社以上の企業で導入されています。リアルタイムの文字起こしや、音声・動画ファイルのアップロードによる文字起こし、Web会議との連携も可能です。Nottaは104言語に対応し、多言語会議においても優れた精度で発話者を認識し、正確にテキスト化します。また、文字起こしデータの編集やタグ付け、ハイライト機能が充実しており、理解しやすい議事録作成をサポートします。クラウドベースでデータを管理・共有でき、プライベートからビジネスまで幅広いシーンで活用できる点も特徴です。

参考:https://www.notta.ai/

JamRoll(株式会社Poetics)

jamroll

JamRoll(ジャムロール)は商談や会議の会話を録画し、自動で文字起こし、要約、音声・感情解析を行う商談解析AIツールです。音声認識AIや感情解析AIを搭載し、商談の内容を可視化することで、成約率の向上や営業の生産性向上に貢献します。高精度な自動文字起こしにより、議事録作成の手間を削減し、商談に集中できる環境を提供します。また、商談のポイントをAIが自動で要約し、SFAやCRMツールへの自動入力機能も備えており、営業活動を効率化します。

参考:https://jamroll.poetics-ai.com/

toruno(株式会社リコー)

toruno

toruno(トルノ)は会議の音声や映像、画面キャプチャをリアルタイムで記録し、テキスト化できるAI議事録自動作成ツールです。精度の高い音声認識により、会議の内容を自動で文字起こしし、後から確認や編集することができ、既存の音声ファイルをアップロードして文字起こしする機能も備えています。会議の内容をそのまま共有できるため、大人数の会議でもスムーズな情報伝達が可能です。Windows専用ですが、無料プランも提供しており、誰でも手軽に利用を開始できます。特にビジネスにおいては、会議の振り返りや議事録作成を効率化し、情報の漏れを防ぐ効果的なツールです。

参考:https://toruno.biz/

AI GIJIROKU(株式会社オルツ)

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AI GIJIROKUは高精度なAI議事録自動作成ツールで、Zoom、Skype、Teams、Cisco Webexなど主要なオンライン会議ツールと連携可能です。会議中の発言をリアルタイムで字幕表示し、終了後に自動で議事録を作成します。手動編集による修正もAIが学習し、回を重ねるごとに精度が向上します。また、30か国語に対応したリアルタイム翻訳機能を備えており、コミュニケーションをスムーズに進めることが可能です。業種別の専門用語も認識でき、法律や会計といった難易度の高い分野でも活用できるのが特徴です。議事録の自動要約や清書機能も搭載されており、多くの企業で導入されています。

参考:https://gijiroku.ai/

AI議事録取れる君(株式会社ALM)

torerukun

AI議事録取れる君はZoom、Microsoft Teams、Google Meetなどのオンライン会議ツールと連携し、会議中の発言を自動で文字起こしし、AIが小見出しや箇条書きで要約を自動生成する自動議事録作成ツールです。会議の参加者全員で議事録の編集ができる共同編集機能や特定のメンバーだけが編集・閲覧できるセキュリティ機能も充実しています。翻訳機能も搭載され、90以上の国と地域の言語に対応し、リアルタイムで翻訳結果を表示します。ISO27001取得により、セキュリティ面でも安心して利用でき、効率的に議事録作成をサポートします。

参考:https://gijirokukun.com/

ScribeAssist(株式会社アドバンスト・メディア)

scribeassist

ScribeAssistは音声認識技術を活用した高精度な議事録自動作成ツールです。国内シェアNo.1を誇る音声認識技術AmiVoice®を採用し、日本語やビジネスに特化しているため、多様な専門用語にも高い精度で対応可能です。スタンドアロン型のため、インターネットに接続せずに利用でき、情報漏洩リスクを大幅に低減できます。また、オフライン環境でも会議の音声をリアルタイムに認識・保存することが可能で、機密情報を扱う会議にも適しています。

参考:https://voxt-one.advanced-media.co.jp/service/scribeassist/

AutoMemo(ソースネクスト株式会社)

automemo

AutoMemoは録音した音声を自動で文字起こしするAIボイスレコーダーです。シンプルな操作で会話を録音し、AIが音声をテキスト化、録音内容はクラウドに自動的に保存され、PCやスマートフォンと連携することで、テキスト編集や共有が簡単に行えます。翻訳機能はありませんが、72言語のテキスト化に対応しています。AIによるノイズ除去機能も備わっており、音声データの品質を向上させ、クリアなテキスト化をサポートします。

参考:https://automemo.com/

ACES Meet(株式会社ACES)

acesmeet

ACES Meetは商談内容をリアルタイムで記録し、文字起こしや要約、解析を自動で行う商談支援ツールです。Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsといった主要なWEB会議ツールと連携し、会議内容を効率的に管理・共有できます。AIによる発言内容の自動ハイライトや会話速度、参加者のリアクション解析など、営業活動を強化するための豊富な機能が搭載されており、受注率を大幅に向上させることが可能です。また、Salesforceとの連携により、商談内容をワンクリックで同期し、入力漏れを防止できます。

参考:https://meet.acesinc.co.jp/

Olaris(アーニーMLG株式会社)

olaris

Olaris(オラリス)は日本語特化型の音声認識AIで、発話者の感情や抑揚の分析に対応し、複数話者の自動識別や高精度な文字起こしを実現しています。使用頻度に応じて学習し、認識精度が向上する学習型AIであるため、使い込むほどに最適化が進みます。また、顧客の要望に応じた専用モデルの提供や複数モデルをシーンごとに切り替えて使用することも可能です。音声認識結果のセキュリティにも配慮しており、音声データや書き起こしデータはサーバーに残らない仕組みが採用されています。API設計も柔軟で、音声検出ルールや要約機能のカスタマイズが可能であるため、さまざまな業務に適した運用ができます。

参考:https://olaris.jp/

One Minutes(quintet株式会社)

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One Minutesは主にグローバルなミーティングや商談における翻訳や文字起こしを効率化することを目的とした多言語対応の議事録作成ツールです。100か国以上の言語に対応しており、会話内容をリアルタイムで翻訳しながら文字起こしを行います。また、会議中にAIが重要なポイントを抽出し、会議が終了するまでに自動的に議事録を作成する機能を備えています。会議内容はリアルタイムで参加者間に共有され、ミーティング後すぐに関係者へ議事録が自動で配信されるため、共有忘れや遅れを防ぐことができます。

参考:https://one-minutes.com/

PKSHA Speech Insight(株式会社PKSHA Communication)

pksha

PKSHA Speech Insightは、AIを活用した音声認識ツールで、主にコンタクトセンターの業務効率化と対応品質の向上を目的としています。オペレーターと顧客の対話内容をリアルタイムでテキスト化し、コールメモ作成の作業を大幅に軽減することで応対品質を維持しながら効率的に業務を進めることができます。要約機能も搭載されており、応対内容を自動でまとめ、CRMへの登録など後処理にかかる時間を短縮します。また、感情分析AIの導入により、対話中の感情を解析し、重要な場面で適切なサポートができるようになっています。

参考:https://aisaas.pkshatech.com/speechinsight/

MiiTel Meeting(株式会社RevComm)

miitel meeting

MiiTel Meeting(ミーテルミーティング)はオンライン商談や会議の効率化を目的としたAI議事録自動作成ツールです。Zoomなどのオンライン会議システムと連携し、会議中の発言をリアルタイムで自動的に文字起こしします。発言内容は精査され、相づちのような無意味な言葉は除去され、品質の高い議事録が短時間で作成されます。話す速度や発言の重複回数といった指標を分析する機能が搭載されており、商談や会議の進行がスムーズに行われたかどうかを数値化することが可能です。

参考:https://miitel.com/jp/meetings/

RIMO Voice(Rimo合同会社)

rimo

RIMO Voiceは、日本語に特化したAIエンジンを活用した議事録自動作成ツールです。音声データを短時間で高精度に文字起こしすることが可能で、オンライン会議やイベントの録音からの文字起こしに対応しています。リアルタイムでの音声認識に加えて、前後の文脈を考慮した自然な日本語表現での議事録作成が特徴です。また、音声と文字が同期するスライダー機能や、特定の発言箇所へすぐにアクセスできる検索機能など、効率的な編集をサポートする機能も充実しています。

参考:https://rimo.app/about/voice

SecureMemo(Nishika株式会社)

secure memo

SecureMemoは、高精度なAI技術を活用して音声を自動で文字起こしするツールで、セキュリティが重視される環境に適した設計が特徴です。音声認識の精度が非常に高く、特にビジネス会議や商談など、正確な記録が求められるシーンでの利用が推奨されています。オンプレミス対応が可能なため、外部ネットワークから完全に遮断された環境でのデータ処理が行え、機密性の高い情報を安全に取り扱うことができます。全てのプロセスをオフラインで実行できるため、情報漏洩のリスクを最小限に抑えつつ、迅速かつ正確な議事録作成を支援します。

参考:https://info.nishika.com/service/securememo

Synclog(株式会社チームスピリット)

synclog

Synclogは高精度な音声認識AIと生成AIを組み合わせ、文字起こしから要約、共有までを効率化することができるAI議事録ツールです。オンライン会議ツールや対面会議、YouTube動画の書き起こしなど、多様なシーンに対応しており、話者の自動分離機能やブックマーク機能、会話の要点自動抽出機能を備えています。カスタム要約機能では、指示に従ってポイントを絞り込んだ内容の要約ができ、会議後の情報整理を効率化します。

参考:https://www.synclog.ai/

TIMO Meeting(パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社)

timo

TIMO Meeting(ティモミーティング)は会議プロセス全体をデジタル化し、一元管理するためのミーティングマネジメントツールです。会議のアジェンダの収集や展開から議事録作成、ToDo管理まで、会議の前後の業務を効率化できます。AIによる文字起こし機能を搭載しており、社内用語や専門用語を事前に登録することで識字率が向上し、多言語の同時翻訳にも対応しているため国際的な会議にも利用可能です。また、要約AIによって議事録作成がスムーズに行えるため、会議後の作業時間を大幅に短縮できます。

参考:https://www.persol-pt.co.jp/timo/

YouWire(株式会社ギークフィード)

yourwire

YouWire(ユーワイアー)はオフィスの固定電話や携帯電話、スマートフォンの通話を自動で録音し、クラウド上で一元管理する通話録音システムです。通話が始まると同時に自動的に録音が開始され、終了後にはそのデータがサーバーにアップロードされ、管理画面から簡単にアクセスすることができます。議事録作成の補助だけでなく、顧客との重要な会話の記録、営業やコールセンターでの応対品質の向上にも活用されています。また、SFA、CRM、コールセンターのCTIシステムとの連携も可能であり、通話の録音データを業務効率化に役立てることができます。

参考:https://www.youwire.jp/

YOMEL(アーニーMLG株式会社)

yomel

YOMEL(ヨメル)は、自動議事録作成を行うAIツールであり、特にコールセンターや商談など、様々なシーンで利用されている議事録生成の効率化を支援するサービスです。リアルタイムで音声をテキスト化し、自動要約機能によって会議の要点を素早く把握できるのが特徴です。話者の自動識別機能により、複数の発言者がいる場でもそれぞれの発言を正確に区別して記録することができます。YOMELの強みは、操作が非常にシンプルで、ワンクリックで会議の内容をテキスト化できる点であり、IPアドレス制限や個人情報の自動除去など、セキュリティ面にも配慮しています。

参考:https://ai.yomel.co/gijiroku

ZMEETING(Hmcomm株式会社)

zmeeting

ZMEETINGは、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産能研)発のベンチャー企業が開発したAI議事録作成ツールです。業界初の感情認識機能を搭載し、会議の雰囲気を把握できるほか、Zoomとの連携や多言語対応が可能で、グローバルな会議にも適しています。音声認識精度が90%以上と高く、会議中に自動で発言者を識別し、リアルタイムでテキスト化を行います。また、セキュリティ機能も充実しており、IPアドレス制限や認証要求、退出機能などが備わっており、重要な会議でも安全に利用できる環境が整っています。

参考:https://www.zplatform.ai/

いきなり議事録(株式会社喋ラボ)

ikinari

いきなり議事録はAI技術を駆使してオンライン会議の議事録作成から共有までのワークフローを自動化する会議支援ツールです。AIボットを会議に参加させることで会議の内容をリアルタイムで文字起こしし、自動で要約を生成して議事録を作成できます。議事録はテキストと動画で構成され、詳細を確認したい際はトピックをクリックするだけで、動画内の該当箇所へ瞬時にスキップできるため、正確な事実確認や重要な会話のレビューがスムーズに行えます。主な特徴として、会議中の発言に対して質問を行うと、AIが会議の記録や動画の内容をもとに回答し、回答の根拠となる動画の時間帯を提示してくれることが挙げられます。

参考:https://editor.shabelab.com/index.html

スマート書記(エピックベース株式会社)

smartshoki

スマート書記は議事録作成をサポートするAIツールで、精度の高い議事録を短時間で作成することが可能です。録音と同時に専用エディターを使って、見出しや決定事項をその場で設定することができ、会議終了後に音声ファイルと共に迅速に情報共有ができる点が特徴的です。また、モバイルアプリ版も提供されており、iOSやAndroid端末から利用可能です。

参考:https://www.smartshoki.com/

h2:最後に

AI議事録自動作成ツールの導入は、議事録作成の工数を大幅に削減し、会議後の情報共有を迅速化する点で非常に有効です。音声をテキスト化する機能に加え、自動要約やタスク管理、翻訳機能などが付加されているツールは、国際会議や商談にも適応可能で業務全体の効率化をサポートします。また、発言者を識別しながらの文字起こしや感情分析機能を搭載したツールは、単なる記録作成に留まらず、会議内容の分析や改善にも活用できます。ただし、AIによる文字起こしには環境や音質が影響するため、人間による確認が必要であり、適切な運用が求められます。最適なツールを選ぶためには、音声認識の精度やセキュリティ対策、使用目的に応じた機能を慎重に検討し、ニーズに合わせたものを選ぶことが重要です。

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執筆者

慶應義塾大学卒業後、総合化学メーカーを経てデロイトトーマツコンサルティングに在籍。新規事業立ち上げ、M&A、経営管理、業務改善などのプロジェクトに関与。マーケティング企業を経て、株式会社ProFabを設立。ProFabでは経営コンサルティングと生成導入支援事業を運営。

TechTechでは、技術、ビジネス、サービス、規制に関する最新ニュースと、各種ツールの実務的な活用方法について、初心者でも理解できる明瞭な発信を心掛ける。日本ディープラーニング協会の実施するG検定資格を保有。

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