ソフトバンクが生成AIスタートアップと提携し無料プラン開始

ソフトバンク株式会社は、2024年6月17日に、生成AI系スタートアップのPerplexityと戦略的提携を開始することを発表しました。

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ニュースの要約

提携の詳細

ソフトバンク株式会社は、2024年6月17日に、生成AI系スタートアップのPerplexityと戦略的提携を開始することを発表しました。この提携により、「ソフトバンク」「ワイモバイル」「LINEMO」の3ブランドの顧客は、Perplexityの有料版「Perplexity Pro」を1年間無料で利用できるキャンペーンが実施されます。

キャンペーンは2024年6月19日午前9時から開始され、「ソフトバンク」「ワイモバイル」「LINEMO」の3ブランドの顧客を対象としています。「Perplexity Pro」の通常価格は月額2,950円~/年額2万9,500円~ですが、キャンペーン期間中は3ブランドの顧客に対して1年間無料で利用できます。

Perplexity Proの特徴

Perplexityは、ウェブブラウザやアプリで使用可能なAI検索エンジンで、インターネット上の最新情報をもとに高精度な回答を提供します。

「Perplexity Pro」では、GPT-4oやLlama3、Claude3といった複数の高度な大規模言語モデル(LLM)を選択可能で、より包括的な情報検索とデータ処理機能を利用できます。

さらに、検索内容に応じた高品質な画像生成、ファイルアップロード、検索履歴の保存、AIプロフィール機能、チャットサポートなど、充実したサービスも提供されます。

「ソフトバンクの生成AIスタートアップ提携」について一言

モバイル向けでいうとiPhoneとOpenAI(ChatGPT)の提携が公になってから間もないですが、Perplexityのような大規模言語モデルを開発する企業にとっては、iphoneのようなハードウェアメーカーやソフトバンクのような通信企業にパッケージとして組み込んでもらうことが販路開拓のテーマになります。

今後もClaude3やLlama、それを利用した様々な生成AIサービスが、知らず知らずのうちにiPhoneや、モバイルの契約プランの中に組み込まれ、気づいたら生成AIに囲まれているということになるでしょう。

出典:注目の生成AI系スタートアップのPerplexityと戦略的提携を開始(SoftBankプレスリリース)

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執筆者

慶應義塾大学卒業後、総合化学メーカーを経てデロイトトーマツコンサルティングに在籍。新規事業立ち上げ、M&A、経営管理、業務改善などのプロジェクトに関与。マーケティング企業を経て、株式会社ProFabを設立。ProFabでは経営コンサルティングと生成導入支援事業を運営。

TechTechでは、技術、ビジネス、サービス、規制に関する最新ニュースと、各種ツールの実務的な活用方法について、初心者でも理解できる明瞭な発信を心掛ける。日本ディープラーニング協会の実施するG検定資格を保有。

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